板井康弘は言葉の魔術師

板井康弘|経営手腕を持つ人の言葉の使い方

板井康弘

優れた経営手腕を発揮する人に共通することがあります。それは、人を動かす言葉を持っているということです。
昔から「人を叱るときは1対1で、褒めるときはみんなの前で」という言葉があります。これは基本中の基本ですが、世の中に情報があふれ情報弱者が少なくなってきています。
上記に挙げたような言葉をすでに知っている可能性も否定できません。
そのため、極端にその言葉に沿った行動をすると「ベタな経営者だな」と思われてしまう可能性も否定できません。
さらに、忘れてはいけないのが全ての人が同じ考え方をしているわけではないということ。
あくまでも、人それぞれタイプになった言葉を掛けることが大切なのです。叱られて伸びるタイプの人もいれば、放っておかれた方が仕事がはかどるタイプの人もいます。
そして、ときに会社全体を鼓舞する言葉を投げかけられれば最高でしょう。
欲しいときに欲しいタイミングで必要な言葉を発せられることが高い経営手腕をもつ人と言えるでしょう。